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73歳、美容院で読むのはSTORYとVERY。年齢で服を決めるのをやめました

6週間に1回、美容院へ行きます。
白髪染めとカットで、たっぷり時間がかかります。

その時間の、いちばんの楽しみ。
最新のファッション誌を読むことです。

美容院で毛染めをしながらファッション誌を読む73歳の女性
6週間に1回、白髪染めとカットの時間は雑誌タイム
目次

美容院で読むのは、STORYとVERY

手に取るのは、STORYやVERY。
ときにはCLASSY.まで開いています。

CLASSY.は、20代の方が読む雑誌だそうです。
73歳が広げているのですから、隣の席の方が見たら驚かれるかもしれません。

でも、そのままファッションを真似をするために見ているのではありません。

私が見ているのは、この4つです。

  • 色の合わせ方
  • 上下のバランス
  • 丈の取り方
  • 小物の効かせ方

載っているのは「20代が着る服」です。
けれど、そこに使われている技術まで20代のもの、というわけではありません。

23年間、服を「教える」仕事をしていました

なぜ、そんな見方をするのか。
仕事のせいです。

私はアパレルの会社に23年勤めていました。
服を売る人ではなく、売る人を育てる仕事です。
販売を専門にするスタッフさんたちに、来る日も来る日も教えていました。

どうすればお客さまに似合って見えるのか。
どの色とどの色を合わせると、顔が明るく見えるのか。

教える立場ですから、自分の服にも気を抜けません。
お手本でいなければいけない。
いま振り返ると、少し頑張りすぎていたと思います。

その職業病は、会社を辞めても消えませんでした。
今でも街で素敵な方を見かけると、色の合わせ方をこっそり参考にしています。

(余談ですが、服の目利きは仕事にしていたのに、株の目利きは信じきれませんでした。その話はユニクロ株の記事に書いています)

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「年相応」を着てみたら、ただの婆さんになりました

服のことで困っている方は、思っているより多いように感じます。
そして、その困りごとは、たいてい年齢と結びついています。

「40代だから、この丈はもう無理かしら」
「50代で明るい色は、浮いてしまうかも」
「70代なのだから、目立たない服を」

ただ、これは「着たい服を我慢している」のとは、少し違う気がします。

本当は、何を着たらいいのかわからない。
だから、無難なほうへ寄っていく。

そういう方のほうが、多いのではないでしょうか。

実は私も、この「年相応」を一度だけ、本気で試したことがあります。

57歳で早期退職をするまで、私はずっと年齢より派手で、個性的な服を着ていました。
「年相応」という言葉とは、いちばん遠いところにいたと思います。

そして60代になったとき、初めて考えたのです。
そろそろ、年齢に合った服を着るべきではないかしら、と。

グレーのジャケットと白いTシャツ、グレーのワイドパンツを床に並べた実物写真
一点ずつは、気に入って買った服です。この3枚を合わせた日に、私は鏡の前で固まりました。

落ち着いた色のトップスに、落ち着いた色のボトムス。
地味な色同士で合わせておけば、おとなしく上品に見えるだろう。
そう思って買ってきて、鏡の前に立ちました。

そして、思ったのです。

これは私じゃない。ただの婆さんだ。

不思議でした。
一点ずつ見れば、どれもおしゃれな服だったのです。
なのに、合わせたとたんにダサくなってしまいました。

いま思えば、間違えたのは服ではありませんでした。
組み合わせのほうです。

地味な色に地味な色を足せばおとなしく見える。
その思い込みが、そもそもの勘違いでした。
あの2点も、別の組み合わせにしていれば、もっとおしゃれに見えたはずです。

つまり私は、年齢に負けたのではありません。
組み合わせを間違えただけでした。

それでも、あの日から年齢で服を決めるのはやめました。
「年相応」を目指したとたん、私の手は無難なほうへ伸びてしまう。
そのことが、よくわかったからです。

若い人と同じ格好をしたいわけでも、昔の派手な服に戻りたいわけでもありません。
今の自分に似合うように調整しながら、好きな服を着る。
それだけです。

落ち着いた服がお好きなら、それがいちばんです。
けれど、もし「なんとなく無難に」で選んでいるのなら、変えるべきは服ではなく、組み合わせのほうかもしれません。

「減らさず、でも楽しむ」を、クローゼットでも

このブログを始めたとき、書きたいことを3つ挙げました。

投資のこと。
デジタル終活のこと。
そしてもうひとつ、「暮らしとお金」です。

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はじめまして。「備えて笑って、お金も長生き」へようこそ 70代のKIKOが「備えて笑って、お金も長生き」をテーマに、減らさず・楽しんで・最後まで自分で整えるお金との付き合い方をゆるくつづります。投資・暮らし・デジタル終活の3つのお話を、難しくなく。はじめましてのごあいさつです。

「減らさず、でも楽しむ」。
そう書いたまま、まだ一度も書いていませんでした。
私にとって、その入り口が服なのです。

若い頃の私は、減らしながら楽しんでいました。
お給料のほとんどを服に変えて、国内で見つからなければ海外から取り寄せて。
お金は増えず、服ばかりが増えました。

その反動でしょうか。
あるとき思い切って断捨離をして、「もう服は買わない」と決めたことがあります。

ところが、しばらくして気づきました。
自分の楽しみまで、一緒に捨ててしまった気がしたのです。

いまは、値段の高くない服を、その分きちんと選んで買います。
一枚買うと、それだけで次の外出が楽しみになります。

服は、私にとって人生の栄養素なのだと思います。
たくさん食べる必要はありません。
けれど、まったく摂らないと、元気がなくなってしまう。

買いすぎるのでもなく、買わないのでもなく。
今ある服を組み替えながら、ときどき少しだけ足す。

いつも同じ服でも、

  • 合わせる色を変える
  • 上下のバランスを変える
  • 羽織るものを変える
  • スカーフやアクセサリーを加える
  • 靴やバッグで全体を引き締める

これだけで、見え方は変わります。

枚数を増やさなくても、まだ試していない組み合わせが、きっと残っています。

明るい部屋の姿見の前で、手にした服を体に当てながら選ぶ73歳の女性
今の自分に似合うように、好きな服を着る

減らさず、でも楽しむ。
株の話と、まったく同じ考え方です。

73歳、もう一度クローゼットを楽しむ

年齢を理由におしゃれを諦めず、けれど服に振り回されることもなく。
少ない服と、少しの工夫で、昨日とは違う自分を楽しむ。

23年間スタッフさんに教えてきたことを、これからはどなたかの着こなしに役立てられたらと思っています。

次回からは、もう少し具体的な話をしていきます。
まずは、色のことから。

先日、グレーのジャケットの下を、柄物のシャツから白に替えてみました。
それだけで、顔まわりがぱっと明るくなったのです。

顔が明るく見える色と、そうでない色。
トレーナー時代、いちばん多く教えたのが、この話でした。

そんなお話に、お付き合いいただけたらうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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この記事を書いた人

70代のKIKOです。投資歴は45年。28歳でJAL株から始め、株が紙切れになる大失敗も経験しました。いまは「増やす」より「減らさず、ゆるく楽しむ」が信条。投資のこと、70代の暮らしとお金、そして家族が困らないためのデジタル終活まで、肩の力を抜いてつづっています。備えて、笑って、お金も長生き。

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