MENU

スマホの中のお金、私が亡くなったらどうなるの? 70代の私が考え始めた“デジタル終活”最初の一歩

スマホを手に不安げな70代女性。突然亡くなったら、スマホの中のお金はどうなるの?デジタル遺産(1)
目次

「これ、私しか開けないわ」と、ふと気づいた夜

いつものようにスマホをのぞいていて、ふと手が止まりました

先日も、いつものようにベッドのなかでスマホを開いて、ネット証券の画面をのぞいていました。数字がちょっと増えていたり、減っていたり。それを眺めるのが、わたしのひそかな楽しみなのです。

ところがその晩は、ふと手が止まりました。

「これ……もし私がこのまま死んでしまったら、いったいどうなるのかしら」

恥ずかしながら、正直に打ち明けますね。わたしには、家族にはあまり話していない、自分だけのネットの口座が、実はいくつかあります。いわゆる“へそくり”のようなものです。コツコツ続けてきた、ささやかな私の楽しみでもあります。

でも、そのスマホを開けるのは、わたしひとり。パスワードも、どこにどの口座があるのかも、家族は何ひとつ知りません。

通帳のない時代の、思わぬ落とし穴

紙の通帳とスマホを見比べるイラスト
昔は通帳がありました。でも今は——

昔だったら、引き出しのなかに通帳と印鑑があって、「ああ、ここに口座があったのね」と家族にも分かりました。

でも、ネットの銀行や証券には、紙の通帳もハガキも、一切ありません。すべてスマホやパソコンの中。便利なのですが、裏を返せば、その端末が開けなければ、家族は中身を見ることも、存在を知ることもできないのです。

しかも、です。今は何をするにも「メールに届いた認証コードを入力してください」という時代。けれど、そのスマホ自体が開けなければ、肝心のメールも認証コードも確認できません。入口の鍵が、すべて私ひとりの中にある——そう気づいて、なんだか急に心細くなってしまったのです。

放っておくと、どうなってしまうの?

「ほうっておいたら、いつか没収されて、消えてなくなるのかしら」。わたしは最初、そう思っていました。

でも、少し調べてみると、どうやらそうではないようです。お金そのものが消えるわけではなく、家族がきちんと手続きをすれば、ちゃんと受け取れるのだそうです。

では、何が問題なのか。それは——家族が「その口座がある」と知らなければ、そもそも手続きのしようがない、ということ。誰にも気づかれないまま、ずっと眠ったままになってしまうのです。せっかく家族のためにと思って残したお金なのに、それでは悲しいですよね。

(このあたりの「放っておくとどうなるか」のくわしいお話は、また別の回でゆっくりお伝えしますね。)

実は、備える方法があるようです

書類に書いて備えるイメージのイラスト
大げさなことはしなくて大丈夫。備える方法はちゃんとあるのです

「生きているあいだは、やっぱり秘密にしておきたい。でも、亡くなったときには、家族にちゃんと届けたい」。

わがままかもしれませんが、これがわたしの本音です。そして調べてみると、そんな「生きてるうちは秘密のまま、亡くなったときにだけ確実に伝わる」方法が、ちゃんとあることが分かりました。大きく、3つです。

  • ① 紙の封筒 「私が亡くなったら開けてください」と書いて残しておく、いちばんアナログな方法
  • ② iPhoneの「故人アカウント管理連絡先」 亡くなったあとだけ、家族がスマホの中を見られるようにする仕組み
  • ③ 公正証書遺言 公的な場所できちんと残す、いちばん確実な方法

どれも、いいところと、ちょっと迷うところがあります。正直に言うと、わたし自身、まだどれにも手をつけられていません。だからこそ、次回からひとつずつ、いっしょに見ていきたいと思っています。

まとめ——いちばん大事なのは「ここを見てね」の一言

晴れた道を年上と年下の女性が並んで歩くイラスト
むずかしいことは抜きに、いっしょにゆる〜く

3つの方法をながめていて、わたしは大事なことに気づきました。封筒も、iPhoneの設定も、遺言も——どれも、「私には備えがある」と家族が知らなければ、結局たどり着いてもらえないのです。

だとすれば、立派な仕組みを完璧に作ることより、もしかしたら、「もしものときは、あの引き出しを見てね」「スマホに残してあるからね」と、ひと言だけ伝えておくことのほうが、ずっと大切なのかもしれません。中身は、秘密のままでいいんです。「ありかだけ」を渡しておく。それなら、今日からでもできそうでしょう?

きちんと備えておけば、もう、むやみに不安がらなくていい。「あとのことは大丈夫」と思えれば、毎日を安心して、笑って過ごせます。このブログの合言葉「備えて笑って、お金も長生き」は、まさにこういうことなのだと思います。

正直に白状すると、わたしも「やらなくちゃ」と思いながら、もう何年も先のばしにしてきました。でも、こうして考え始めただけでも、ほんの少し、前に進めた気がします。完璧じゃなくていい。まずは「知ること」から。それが、いちばん大事な最初の一歩なのだと思います。

次回からは、3つの方法を、ひとつずつ、ゆっくりご紹介していきますね。スマホの中のお金が、いつか、ちゃんと大切な家族に届きますように。


この記事は私・KIKOの個人的な体験と、自分で調べたことをもとに書いています。制度の細かい条件は変わることもありますので、実際に手続きをされる際は、金融機関や公証役場、専門家にご確認くださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ランキングに参加しています。応援のクリックが更新の励みになります。

にほんブログ村 シニア投資家ランキングへ にほんブログ村

📩 新着記事をメールでお届け
新しい記事が出たら、そっとお知らせします😊

Xでも、ゆるくつぶやいています😊
次回の更新やひとり言は、こちらで。

𝕏 ゆる株KIKO をフォロー
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

70代のKIKOです。投資歴は45年。28歳でJAL株から始め、株が紙切れになる大失敗も経験しました。いまは「増やす」より「減らさず、ゆるく楽しむ」が信条。投資のこと、70代の暮らしとお金、そして家族が困らないためのデジタル終活まで、肩の力を抜いてつづっています。備えて、笑って、お金も長生き。

コメント

コメントする

目次